2016年9月11日日曜日

入社当初と現在

2016年現在33歳。
今の会社で働き始めて10年が経った。

働き始めた頃は、まだ若くて初めての正社員だった。
あの頃は会社で一番若く、女性が少なかったこともあり、かわいがってもらっていたと思う。


今では名ばかりだけど役職をもらい、新しく入社した人たちに仕事の相談や指示出しを依頼されることも増えてきた。

最近になって気付いたことだけど、私は若くない。
勤続年数だって、年齢の割に長いと言ってもいいだろう。


やばい。
あの頃私が会社の人たちに求めていたことを、きっと今は求められる側にまわっている。
年齢だって私が入社当初に指示や情報の共有を求めていたあの人たちと同じ位になっている。


それでも困る。

だって、そんな責任感を持って働いてきていなかった。
入社当初はお付き合いしている人がいたし、仕事に対して情熱のパラメータを1割くらいしか振っていなかった。

2〜3年で退職してまた新しい別の仕事をして、そういった転職を2〜3回繰り返して結婚し、子供を産んで、子育てが落ち着いたらパートをしながら家族を支える。


信じて疑っていなかった、私の人生。


なのに、会社の福利厚生がこの地域ではかなりしっかりしているからという打算的な考えと、生来のめんどくさがりの気質が相まって、10年一つの会社を離れることなく居座っている。
そのうえ、彼氏と別れ、役職がつき、後輩が増え、責任が重くなり、お局化。


情熱のパラメータを仕事に全振りできる人なら今の状況を楽しめるのだろうけど、自分の分をこなすので精一杯の私としては、この状況はとても困るのだ。
正直に言うと自分の分すらこなせていない。

それをなぜかわかっていない上層部はどんどん仕事を振ってくるし、結果を求める。


それでは他人の分まで面倒見切れる訳がない。
自分のことだけで必死なのだ。
毎日精一杯頑張っているのに、必死なのに、自分のことでいっぱいいっぱい。


それでも信じて疑っていなかったあの人生はもう手に入らないから、福利厚生が良い今の職場を辞める訳にはいかない。
情熱のパラメータを全振りとは言わなくても、きっと7割くらいは振らないといけないんだろう。

なけなしの情熱を。


たぶん私は来年も再来年も同じことで悩んでいる。
ただ、それは人生ポイ捨てしないように生きているからだと思いたい。


時に投げ出してしまうこともあるけど、結局拾い直す。

そして必死の形相で片付けながら、心の中で泣いて叫んで、朝になったら何もなかった顔してまた出社し、人生を生きて行く。


最近は心の中だけではスペースが足りなくなって自家中毒を起こしかけていることに気付いたので、場所を借りて黒い物を捨て、なるべく自分のスペースを整理して行こうと思いブログを始めることにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿